家族葬と一般葬の値段の違いは?

家族葬とは、家族や身内、ごく親しい友人だけが参列するお葬式のことです。一般的に、家族葬のほうが一般葬よりも値段が安く抑えられるというイメージがありますが、実際はどうなのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。お葬式は、参列人数などお葬式自体の規模やお客様のご要望によって値段が変動します。

こちらの記事では、家族葬にかかる値段を一般葬の場合と比較解説するほか、家族葬のメリットとデメリットについても紹介します。

家族葬という葬儀の形でも一般葬よりも値段が高いこともある

たとえ家族葬であっても、場合によっては一般葬よりも値段が高くなることがあります。家族葬の値段を決めるのは、「参列人数」「遺族のこだわり」です。

ここからは一般葬と家族葬の値段の比較、そして家族葬のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

■家族葬と一般葬の値段の比較

葬儀の規模によって、かかる費用は大きく変化します。一般葬にかかる費用の平均は約195万円です。この費用にはお葬式代、返礼品、香典返しもすべて含まれているため、参列人数が多ければ多いほど、値段は高くなります。

一方、家族葬の場合にかかる費用の平均は115万円程度といわれています。

80万円ほどの差の中で、もっとも違いが出るのは飲食費と返礼品の費用です。そのため参列人数が多かったり、香典返しなどにこだわっていたりする場合には、値段があがっていきます。

 

家族葬のメリット

家族葬のメリットは、身内だけでゆっくりとお別れができるという点にあります。一般葬では参列者が多くなり、おもてなしをしているうちにお葬式が終了し、故人との時間を十分に確保できないことも考えられます。家族葬にすることで参列者対応に追われることなく心理的疲労も抑えられるでしょう。

また、参列者数を絞ることで一般葬よりも総額費用が安くなる傾向にあり、事前の準備時間なども短くなり、金銭的・時間的負担を減らせるというメリットもあります。

遺族や故人が望むお葬式にしやすいというのも、家族葬のメリットといえるでしょう。ある程度自由度のあるお葬式をすることができるため、故人の好きなものを食べ、好きだった音楽を流すなど、故人の望むかたちで弔うことができます。

家族葬のデメリット

家族葬は一般葬と比べて参列者が少なくなる分、香典の総額も少ないため、お葬式代を香典でまかなうことが難しくなります。さらに家族葬の場合には香典を辞退される方もいるので、その場合は費用すべてを施主や遺族が負担しなければなりません。

また家族葬を巡り、親族内で揉めごとが起こる場合もあるでしょう。もしも親族の中に「お世話になった人も呼ばずに家族葬で済ませるなんて」というように、家族葬に対して好印象をもたない人がいた場合には注意が必要です。家族葬を行うことは故人の意向であることなど、理由をきちんと説明しておく必要があります。

さらにお葬式の後にご不幸を知った方が、自宅に挨拶に来る場合があります。そのためお葬式の後に訪問者が絶えず、その対応に追われたという話も決して珍しくありません。1人来るたびに対応していてはかなり負担になりますので、結局葬儀後1か月は落ち着くことができなかったというパターンもあります。

家族葬では「お別れし足りない」という人が多い可能性が高い場合

家族葬でこぢんまりとした中でも温かく故人を送り出したいという方は、家族葬を利用するのがおすすめです。しかし、実際に内容を考えてみると家族葬ではお別れし足りないと思う方もいるかもしれません。

家族葬では物足りないと思ってしまった場合にどうすればよいのかについて、ここからは詳しく見てみましょう。

■一般葬に変更する

家族葬でお別れし足りないのであれば、一般葬に変更するというのがひとつの手段です。費用や料理の手配など決める事項も増えるため、変える場合は早めの決断がよいでしょう。

家族葬を行う方の中には、家族葬とは別に、親近者以外の方も集めて「お別れ会」をする場合もあります。これにより、親戚以外の人たちも故人にお別れを告げることができるでしょう。

家族葬の場合は参列者がかなり限られているため、故人の交際範囲が広かった場合や、社会的な地位が高かった場合などは、お葬式はあえて小規模に行い、後に関係者を招いてお別れ会をすることが多い傾向です。

お別れ会には明確なルールはなく、進行や内容をある程度自由に決めることができます。セレモニー形式か、会食パーティー形式が一般的です。ホテルで集まり、にぎやかに会食をする場合もあれば、法要と合わせてセレモニーホールで行うこともあります。

また、セレモニー形式と会食パーティー形式を合わせた形式の場合、告別式と献花の後に会食を行います。この混合形式の場合、宗教儀礼と会食の場所を分けることが一般的です。

■お別れ会の相場は?

お別れ会の費用の相場は、参加者1人あたり1万5,000円程度が一般的であり、葬儀から1か月以上経過してから開かれることが多くなっています。しかし、この費用は利用する会場や料理、スタッフの数によっても大きく差が出ます。

さらに会の形式でも異なり、セレモニー形式と会食パーティー形式を合わせた混合形式の場合は、会場がわかれるため費用も高額になる傾向です。全体の費用は、会場や人数、食事などを考慮して考えておくとよいでしょう。

 

葬儀を家族葬で行うには周りの理解が重要

 

家族葬は親しい家族だけで故人の思い出を語らいながら送り出すことができます。しかし、お葬式を家族葬で行うことに抵抗があるような親族がいる場合には、周りの理解をしっかり得ておくことが重要です。

家族葬で周りの理解を得るためにはどうしたらよいか、また参列した人全員が納得できるような家族葬にするにはどうしたらよいか、ここから詳しく確認しましょう。

■どのように周りの理解を得ておくか?

家族葬は親近者だけの参列であるため、周囲から遺族に反する意見が出てくることもしばしばあります。「故人にお世話になったため、参列したい」「どうして家族だけなのか」「挨拶に行きたいのに、どうしたらいいのか」などが代表例です。

きちんと説明と理解がされない場合、かなり極端ではありますが費用の面だけをみて、「お金をかけたくなかっただけでは」というような非常識な言葉をかけられることもあります。こうしたことを避けるためには、家族葬は故人の意向であることを明確に示す必要があるでしょう。

いきなり喪主から、「家族葬にしたい」といわれた場合と、故人が生前から「家族葬にしたい」といっていた場合では、周りが受ける印象は大きく変わります。

そのため、家族葬を行う前にはできる限り、手紙やはがきなどで通知を出しましょう。親族や親しい方のみでしめやかにお葬式を行う旨とその理由をしっかり明記します。

 

 

自分が希望する葬儀のスタイルが決まっているなら相談して損はない!

希望するような葬儀のスタイルが生前から明確に決まっているのであれば、早めに相談するのがおすすめです。事前に相談済であれば、ただでさえ忙しく悲しい時期にバタバタする必要がなくなり、親族と関係者の余計なトラブルも防げるでしょう。

生前から自分の死後のことを相談することは、悪いことではありません。「終活」の一環として前向きにとらえ、自らの人生の最後をどう終わらせるかについてしっかり考えるよい機会にもなるでしょう。

 

かぐやの里メモリーホールでは、生前から葬儀の相談ができる

 

「小さなお葬式」では、生前から葬儀の相談も可能です。さまざまなプランから葬儀内容を選ぶことができるだけでなく、菩提寺をもたない場合は、葬儀の際の僧侶の手配も可能です。

かぐやの里メモリーホールでは、24時間相談を受け付けています。土日祝や深夜早朝でもつながりますので、急なご連絡にも対応できます。

まとめ

 

家族葬は一般葬と比較して値段を抑えられる場合が多く、故人とプライベートな空間でゆっくりお別れができるといったメリットもあるため、年々行う人が増えています。家族葬を行いたい場合は、親族や関係者にきちんと事前に説明をしたうえで行うと、トラブルも防ぐことができるでしょう。