慌てない!訃報連絡の仕方とマナーを解説

 

訃報の連絡方法と伝える内容

身内が逝去・亡くなった場合、訃報(ふほう)連絡はどのようにすればよいのでしょうか。亡くなった直後に逝去の一報を伝える際は、相手のことを考え、慎重になる必要があります。万が一のときに慌てることがないよう、訃報の知らせ方やその内容などについて、動画をご覧いただきながら分かりやすくご紹介します。

また、ご不幸があった場合は「冬場に増える急逝、家族が亡くなったらすぐにやらなければならないこと」の記事をご覧ください。

 

訃報と葬儀の案内は別物

訃報(ふほう)とは身近な人が亡くなったことを故人と関係性がある人へ「知らせる」ことを指します。

あまり日常的なことではないので、訃報を聞いたことがあっても実際にどのようなことをするのか、どのような案内があるのか詳しくは知らない方も多いでしょう。

また、訃報と葬儀の案内は同時にされることもありますが、本来は別の事柄です。この項目では訃報と葬儀の案内のそれぞれの役割と違いについて解説していきます。

 

訃報とは何を指すのか

訃報(ふほう)とは誰かが逝去したことを電話やメールなどで知らせることを指します。

訃報は、家族などが亡くなったことのみを取り急ぎ伝えるという役目があります。

葬儀の日程が決まっていれば、日時や場所を含めた詳細を伝えることもあるでしょう。訃報を連絡することは「訃報を流す」といい、受け取るときには「訃報が届いた」「訃報に接した」という言い回しで使います。

親戚・友人・仕事関係者などへ親族から知らせが届くことの他、テレビや新聞などで「芸能人・著名人の〇〇さんが亡くなりました」といった情報が流されることも「訃報」です。

 

■訃報と葬儀の案内との違い

訃報と葬儀の案内は異なるものですが、訃報の連絡に葬儀の案内が含まれることも多いため、実際にはそれほど違いません。葬儀の案内は日取りや式場が決まってから出すものなので、親族や親戚など近しい人以外は葬儀の案内で訃報に接することとなるでしょう。

訃報は、死亡が確定した後、なるべく早めに「故人の名前」「享年」「喪主の名前」「連絡先」などを伝えます。

葬儀の案内には「故人の名前」「享年」「亡くなった日」「通夜・葬儀の日程と場所」「喪主の名前」「宗派」「連絡先」などの情報が必要です。身内だけで葬儀を行う場合は、その旨もきちんと伝えましょう。

 

訃報の伝え方は?

親族や友人など近しい人が亡くなったときはショックや悲しみから正常な判断が難しく、関係各位への連絡や葬儀の準備など次の行動を起こせないものです。

しかし、亡くなった方やその親族などに深く関わる人へ知らせるためにも、訃報はなるべく早く届けることが大切となります。

いざという時に落ち着いて行動できるよう、訃報をどのように伝えるのかあらかじめ知っておきましょう。

 

■訃報の連絡は電話で

訃報連絡は迅速かつ確実に伝える必要があるため、電話が適しています。親族や故人と親しかった友人には、特に伝えやすい連絡手段です。間違いがなく伝わるように気を付けましょう。

また、その時になって慌てないよう、連絡する方のリストを事前に作成しておくことをおすすめします。「すぐに連絡する必要がある人」「通夜・葬儀の日程が決まってから連絡する人」に分けておくとスムーズです。

その他の連絡手段としては、次の方法があります。

 

■手紙

「死亡通知書」として、はがきや手紙などの書面で郵送します。大勢に向けて通知をするのに有用です。死亡通知書についての記事を参考にしてください。

 

■死亡広告

広い交友関係を持っていた方や、社会的に立場が高かった方が亡くなった場合に利用されます。

富士市民の方は、希望れあれば「富士ニュース」へ無料で掲載することができます。

 

■メール

友人や知人に伝える場合に用いられることがあります。まだ正式な方法としては言えず、良く思わない方もいますので、目上の方にメールで知らせるのであれば十分配慮しましょう。また、人によってはメールを見ていないこともありますので、メールで通知をした後、電話でも伝えると確実です。

 

 

訃報を連絡する順番

次の優先順位で連絡をとります。

1. 家族など親族
2. 故人の友人、知人、会社関係、学校関係など
3. 遺族の関係者(上に同じ)
4. 隣近所・町内会

 

親族の場合、おおむね三親等辺りまでの範囲で知らせるようにします。

その範囲外であっても、故人と縁が深ければ知らせるほうが良いでしょう。臨終に立ち会えなかった親族や、故人と親しかった方には、相手の気持ちを考え少しでも早く伝えましょう。

隣近所や町内会へは、自宅で葬儀を行う場合など、協力を依頼する必要があれば連絡します。

遠方の方へは、移動の時間を考慮して、優先順位に関係なく早めに連絡します。

 

訃報で伝える内容

電話で訃報を伝える場合は、亡くなった事実を手短に伝えることが大切です。

つい長電話になってしまうなど、相手側の迷惑にならないように気をつけましょう。

伝える内容は「自身と故人との関係性」「誰がいつ亡くなった」「連絡先」といったことを中心に、簡潔に伝えましょう。

葬儀の日程や場所など詳細が決まったら改めて連絡する旨を伝えて、まずは知らせるということに専念します。

 

訃報連絡だけの場合

親族や故人と縁の深い知り合いなどには、まずは亡くなった事実だけを連絡し、葬儀などについては改めて連絡をします。

こちらまで駆けつけてもらう場合は相手の移動にかかる時間を確認し、来てもらいたい場所はどこ(病院、安置先、自宅など)なのかを指定します。

 

葬儀連絡なども含む場合

遠縁の親戚や親族以外など故人との縁が浅い方であれば、葬儀の日取りが決まったタイミングなどに亡くなった事実と併せて通夜・葬儀の連絡を行います。

伝える内容は、「誰がいつ亡くなったのか」「通夜・葬儀の日程と様式」「喪主の名前と間柄」です。

喪主の名前と間柄は忘れがちですが、弔電を送る際に間柄が必要になります。

会社関係者や地域関係者へは、代表者に訃報を連絡し、必要な方に伝えてもらいます。

また、家族葬を行う場合や、ご一般の弔問を辞退する場合はその旨を伝えましょう。

知らせておかないと、身内のみで葬儀を行う予定であるにも関わらず弔問に訪れる方がでてきます。

 

 

 

シーン別|訃報の文例

訃報では「訃報を伝えた人と故人の間柄」「故人の名前」「通夜、葬儀の日程と場所」「問い合わせ連絡先」が最低限伝えたい内容です。

故人との関係性や、通夜・葬儀を行うかどうかによっても伝える内容は異なってくるでしょう。

どのようなことを伝える必要があるのか、メモして整理しておくことで伝達漏れを防ぎ、落ち着いて短い時間で伝えることができます。

また、訃報は依頼先の葬儀社がつくってくれることがほとんどなので、親族用・ご一般用など伝える方別に発行してもらうと良いでしょう。

 

電話で親族に訃報を伝える場合

〇〇の長男の○○です。以前より入院していた父の○○が〇月〇日の早朝に息を引き取りました。

遺体は○○に安置しております。通夜は〇〇斎場で、明日〇月〇日〇時から行います。告別式は○月〇日〇時です。

〇〇式(宗教形式)で執り行う予定です。何かあれば私の携帯にご連絡ください。電話番号は090-××××-××××です。

 

電話で友人に訃報を伝える場合

突然のお電話申し訳ありません。

〇〇の息子長男の○○です。以前より入院していた父の○○が、〇月〇日の未明に逝去しましたことをご通知申し上げます。

生前は大変お世話になりましたこと、心から感謝申し上げます。

 

■葬儀を行う場合…

通夜は〇〇斎場で、明日〇月〇日〇時から行います。告別式は○月〇日〇時からです
喪主は私○○が務めます。〇〇式(宗教形式)で執り行う予定です。

面会などご連絡いただく際には、私の携帯へお願いいたします。電話番号は090-××××-××××です。

■家族葬・密葬の場合…

葬儀は故人の生前の意思により家族だけで行いますので、葬儀へのご参列につきましては失礼ながら辞退させていただきます。

 

 

電話で会社に訃報を伝える場合

お世話になっております。

営業部○○の息子の○○です。以前より入院していた父が〇月〇日〇早朝に亡くなりました。

通夜は〇〇斎場で、明日〇月〇日〇時から行います。告別式は○月〇日〇時です。お手数をおかけいたしますが、関係者のみなさまにお伝えいただければと思います。

喪主は私〇〇が務めさせていただきます。何かございました際には、私の携帯にご連絡ください。電話番号は090-××××-××××です。

 

 

メールで訃報を伝える場合

例)

タイトル:【訃報】○○逝去のお知らせ

父〇〇がかねてより病気療養中のところ、令和○年○月○日、〇歳にて永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んで通知申し上げます。

尚、この度の葬儀に関しましては故人ならびに家族の意思によって、家族のみで行うことに致します。

葬儀へのご参列、お供え、お花、ご香典は、失礼ながら辞退とさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

まとめ

訃報とは、家族など近しい人が亡くなったことを親族や友人などへ知らせることです。伝える側も受け取る側も、どちらも動揺してしまうことが多いでしょう。

亡くなった方の親族は特に、訃報の案内や葬儀など多くの手続きが必要となる大変な時期でもあります。万が一のときにも慌てずにひとつずつ行動できるように、事前の準備や相談をしておくことが大切です。

 

 

 

 

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