お葬式の日程はどのように決めるのか?お通夜や法事法要までの流れを解説!(前編)

お葬式の日程はどのように決めるのか?お通夜や法事法要までの流れを解説!

身近な人が亡くなると、家族は迅速にお通夜やお葬式のスケジュールを決めなければなりません。そのため、お葬式の日程調整の仕方や流れについて知っておきたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、お葬式の日程の決め方やそのポイント、流れについて紹介します。お葬式後に行う初七日や四十九日といった法要や、仏式以外の場合についても解説するので、お葬式の日程と流れについて一通り理解できるでしょう。

 
 

お葬式の実施にあたり知っておきたいこと

お葬式の日程や流れを検討する前に、一般的なお葬式の種類について知っておく必要があります。故人とのお別れにはさまざまなスタイルがあり、所要日程や式の流れ、予算などが異なるため、ふさわしいものを選ぶことが大切です。

また、お葬式の手配を進める段取りは故人の亡くなった場所や状況によって異なるため、併せて確認しておきましょう。

 

お葬式には複数の種類がある

お葬式には複数の種類があり、それぞれ所要日数や式の流れが異なります。「一般葬」や「家族葬」では2日間かけ、亡くなられた翌日にお通夜を、その翌日に葬儀・告別式と火葬を行うのが一般的です。

「一般葬」は、家族や親族のほか仕事の関係者や近所の方など故人と関わりのあった方々を広く招くお葬式を指し、「家族葬」は家族や親族など限られた参列者でお別れをするお葬式を指します。

ほかにも、お通夜を行わずに葬儀・告別式と火葬のみを行う「一日葬」や、お通夜や葬儀・告別式を行わずに火葬のみを行う「直葬」といった種類もあり、これらは一日で完了するスタイルです。

実施するお葬式の種類を選択する際は、故人の意向や家族の考え方、地域の慣習、予算などを踏まえて検討します。

 

亡くなった場所や状況によってその後の対応は異なる

病院や自宅など、故人の亡くなる場所や状況によって家族の対応が異なることも知っておきたい点です。

病院で亡くなった場合は、医師が死亡診断を行い、死亡診断書を発行します。家族は死亡診断書を受け取り次第、葬儀会社に遺体の搬送を依頼するなどの対応が必要です。

自宅で療養中に亡くなった場合は、かかりつけ医に連絡をして死亡診断書を発行してもらいます。かかりつけ医がいない場合には、救急車や警察を呼ぶなどして対応しましょう。

また、突然自宅で亡くなっているのを発見した場合など、警察への連絡が必要なこともあります。原因や事件性の有無などが分からない場合は、警察の捜査に支障が出ないよう、遺体を動かさずに待機しなくてはなりません。警察の捜査後には、死体検案書が発行されます。

 

 

 

お葬式の日程の決め方|日程を決めるためのポイント

両親や祖父母など身近な人が亡くなったら、お葬式の日程を決めなければなりません。長い間闘病されていたり高齢であったりする場合は、ある程度前もって考えておくこともできるでしょう。しかし、事故などで突然亡くなられた場合など、日程を決めるための時間的余裕がないケースもありえます。

「一般葬」や「家族葬」といったお葬式では、故人が亡くなられた翌日にはお通夜を行い、その翌日にお葬式と火葬を行うのが基本です。しかし、都心部では斎場や火葬場の空きを待つために、亡くなられて数日経ってからお通夜やお葬式を行う場合もあります。

実際に身近な人の死に直面したときに慌てず対応できるように、どのようにお通夜やお葬式の日程を決めるのかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。ここでは、スムーズに日程を決めるための手順を紹介します。

 

 

火葬場の空き状況を確認する

「一般葬」や「家族葬」の場合、亡くなられた翌々日にお葬式を執り行うと仮定して、大まかな希望時間を決めてから火葬場に連絡します。お通夜やお葬式の日程を先に決めてから火葬場の予約をしようとすると、希望の時間帯が既に予約で埋まっている可能性があるからです。

希望の時間帯に火葬場が空いていれば、最初に決めたスケジュールで進めていきます。空いていなければ、時間を前後にずらして調整しましょう。希望する日がどの時間帯も予約で埋まっているという場合には、お葬式の日にちを遅らせます。

 

僧侶の空いている時間を確認する

お葬式では菩提寺や普段お世話になっているお寺の僧侶に御経をあげてもらいます。

一方的な都合で日程を決めるわけにはいかないため、僧侶の空いている時間を確認してからお葬式の日にちを確定しなければなりません。

希望する日時がもし合わなければ、1日~2日程度であればお葬式の日程をずらすことが可能です。

菩提寺を無下に扱ってしまうとお墓への納骨ができなくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。菩提寺やお世話になっているお寺の僧侶に執り行ってもらえるように、できるだけ早めに僧侶に連絡しましょう。

 

参列親族のスケジュールを確認する

火葬場や僧侶の日程を押さえたら、次に参列者のスケジュールを確認しましょう。遠方からの参列者がいる場合は、公共交通機関の兼ね合いから日程の調整が必要な場合もあります。参列してほしい親族には、早めにスケジュールを確認しましょう。

 

地域の風習にも注意する

お通夜やお葬式などの仏事は、宗派だけではなく地域によっても風習が異なるため、地域性にも注意することが大切です。例えば、全国的には故人が亡くなった日の翌日にお通夜、その翌日にお葬式を行うケースが多いですが、地域によっては亡くなったその日にお通夜を行うところもあります。

また、お葬式と火葬の順番についても同様です。

お葬式後に火葬場に移動して火葬をするパターンが一般的であるものの、逆の順番で行う地域もあるなどさまざまです。地域の風習を踏まえ、それぞれの地域に即したやり方で進めましょう。

 

友人などには日程決定後に連絡する

火葬場の空き状況や僧侶の予定を確認できたらお葬式の日程が決まります。親しい親族には日程決定前にスケジュールを確認しますが、友人や知人などには日程が決まってから連絡しましょう。

 

 

「友引」や「仏滅」にはお葬式は避けるべき?

日本の暦には、「六曜」などの、その日の吉凶を占う歴注が記載されています。

「六曜」には「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」があり、古くから慶事や弔事の日程を決める際の参考にされてきました。

現代では六曜を気にしないという方も増えているものの、お葬式の日程などにおいては気にされる方も少なくありません。ここでは、お葬式における「友引」と「仏滅」の考え方について解説します。

 

「友引」には火葬場が休館日のことも

「友引」は、もとは「共引」と表記され「引き分けで勝負がつかない日」という意味でしたが、のちに「友引」と書かれるようになり「友を引き連れていく」という意味合いが定着しました。

こうした意味合いを意識して、現在でも友引にはお葬式を避けるという方が少なくありません。友引の日を定休日にしている火葬場も多いことから、友引を気にしないという場合でも、火葬場が開いているか確認する必要があるでしょう。

なお、お通夜については、友引でも問題ないとする考えが一般的です。

ただし、お通夜を友引に行う場合は、翌日の「友引明け」に葬儀を行うことになります。友引明けは火葬場が混み合う可能性があるため注意しましょう。

 

「仏滅」にお通夜やお葬式を執り行っても問題はない

「仏滅」にお葬式を執り行うことは、問題ないと考えるのが一般的です。「仏滅」は、もとは「物滅」と表記され「全てがむなしい」といった意味合いでしたが、のちに「仏滅」と表記され「仏が滅びる」ほどの凶日とされるようになりました。

そのため、仏滅には結婚式などの慶事は避けられる傾向がありますが、故人の冥福を祈るお通夜やお葬式については仏滅を気にする必要はないでしょう。また、仏滅には「仏」という字があてられているものの、仏教の考え方やしきたりとは関係がないため、宗教的な観点からも特に問題はないといえます。

ここまで実際のお葬儀の日程を決める段取りを説明しました。

次の記事では、お葬儀の流れについて解説していきます。

 

お葬式の日程はどのように決めるのか?お通夜や法事法要までの流れを解説!(後編)

 

まとめ

家族や親族が亡くなると、すぐにお葬式の準備に取り掛からなければいけません。一般的なお葬式では亡くなった日の翌日にお通夜、その翌日にお葬式を執り行うことが多いでしょう。しかし、お葬式の日が友引にあたったり火葬場が空いていなかったりする場合は、日程が後ろ倒しになることもあります。

また、お葬式の後にも、初七日や四十九日法要といった法要の準備が必要です。これらの法要や日程の組み方について知っておけば、いざという時に焦らずに済むでしょう。

 

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