終活の豆知識㊼エンディングノート

エンディングノートは書いたことありますか?最近ではエンディングノートの理解も深まり、書店でもエンディングノートコーナーが設けられるなど、市民権を得てきました。しかし、実際にエンディングノートを書いたことがある方は少ないのが現状です。遺言書より気軽に簡単に想いを残せるエンディングノートについて、かぐやの里メモリーホールの中村雄一郎さんに聞いた。

エンディングノートとは

エンディングノートとは、自身が亡くなったときのために備えて書くノートのことです。「終活」の一環で作成されるノートであり、人生の最期をどう迎えるのか、残りの人生をどのように歩んでいくのかを考えるために書きます。昔から広まっていたわけではなく、近年の終活ブームで存在が知られるようになりました。似たようなものとして「遺書」や「遺言書」がありますが、これらは財産の分配や残された遺族に対する内容を書くためのものです。遺言書には法的拘束力があります。遺書や遺言書は死期が迫っているときに作成するのが通例ですが、エンディングノートは必ずしも死が近いときに作成するわけではありません。死とは無縁の若い人でも作成する場合があります。エンディングノートを書く人の中には、死への備えに限らず、自身の人生計画を立てるため、自身の成長に繋げるためを目的として活用するケースもあります。

エンディングノートの使い道

エンディングノートを書いておくことで、残された家族は様々な決め事や手続きを進めやすくなります。生前整理の一環として、資産のことや葬儀内容をはじめ、預貯金や現在利用しているサービスのことや、供養方法、家族へのメッセージなど、ノートに記入することは様々です。エンディングノートは亡くなる前後に役立つだけでなく、家族にとっては大切な形見にもなります。

エンディングノートでできること

生前整理のためにエンディングノートを残しておく以外にも、活用のメリットがあります。

  • 家族に想いを託せる

遺書や遺言書でも家族への想いを伝えることはできますが、細かな部分まで伝えきるのは容易ではありません。ノートという形であれば、自身が伝えたい希望をより細かく伝えることができます。例えば、先月にお伝えした遺贈など、死後の寄付などがあれば、それを代行してもらうためにお願いすることもできるでしょう。自分自身の希望を伝えるだけではなく、家族に対してメッセージを遺せるのもノートのメリットです。ノートの中に手紙という形で、家族1人1人に対してメッセージを書くこともできます。遺書という形でも残せないわけではありませんが、ノートのほうが字数や枚数を気にすることなく、気軽に書きやすいでしょう。

  • 家族に伝えたい内容を整理できる

どんなことを書けば良いのか悩んでいる人にとっても、エンディングノートは書きやすくできています。なぜなら、あらかじめ必要な項目が用意されているからです。1つ1つの項目を考えながら書くことで、自分が家族に何を伝えたいのかを冷静に整理することができるでしょう。遺書という形では、どんなことを書けば良いのかが全くわからないという人でも安心です。内容が明確に伝わるような書き方をすることももちろん重要ではあります。しかし、遺される家族にとっても項目毎に書かれているノートであれば見やすいため、伝えたいことを明確に伝えられるというメリットもあります。

  • 人生の振り返りができる

ノートには財産や相続関係に限らず、自分自身のことや自分史について書く部分もあります。それらの項目を通じて、自分が今までどんな人生を歩んできたのかを振り返ることができるでしょう。そこから、自分自身がどのような想いを抱いているのかについても記入できます。また、ノートによって人生を振り返れば、これから先の人生はどのようにしていきたいのか、自分の死後は家族にどうしてもらいたいのかについても明確に見えてくるものです。単純に自分自身を振り返る事ができるだけではなく、今後のことについても深く考えられるのがエンディングノートの魅力だといえます。

どんなエンディングノートを選べば良いのか

さまざまな商品が販売されており、どんなものでも問題はありません。著者や発行先によって、重点項目が違います。弁護士など仕業の方が発行するもの、葬儀社が発行するものなど様々です。かぐやの里メモリーホールで推奨しているのは、初心者でも書きやすいと評判の終活カウンセラー協会発行のエンディングノート「マイウェイ」です。項目がわかりやすく、浅く広く記載するノートなので書きやすいと好評です。毎年、私が講師を務める富士市民講座(まちづくりセンター講座)でも、このエンディングノートを使いながら書き方講座を行っております。

エンディングノートを書いてみませんか?
あなたが亡くなった後、家族がノートに気付かない可能性もあるため、前もって自分が作成したエンディングノートがあるということを伝えておきましょう。

終活ノートは、自分自身を見つめ直すことで、今をよりよく生きるために書いてもらいたいと私は願っています。終活ノートを書き上げたら終わりではありません。これからが自分らしく人生を歩むスタートです。人生を楽しみましょう。

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