葬儀の豆知識④(葬儀費用のあれこれ)

葬儀で最も心配な事項として葬儀費用が挙げられます。それについてかぐやの里メモリーホール富士(以後かぐやの里)の中村雄一郎さんに聞いた。

葬儀費用を気にする方は多くいます。葬儀社が受ける三大相談は「費用・場所・流れ」と言われています。その中でも葬儀費用は最初に気になる項目です。昔は、亡くなる前に調べることへの抵抗や、葬儀に関する情報を得る手段が無かった為に、亡くなってから松竹梅で費用ランクを選んでいた時代もあり、葬儀社側も細かい詳細は出さなかったと言われていたこともありました。しかし、現代は先を案じて「今後の家族の為に葬儀費用を知っておきたい」「お金をかけなくてもちゃんと葬儀をしてあげたい」と考える中で、WEB検索や葬儀社の事前相談で費用を調べる方が増えました。無駄なものにお金をかけず、意味と価値あるものを選びたいという現代の消費者ニーズに合わせて、葬儀費用についてご説明します。

全体費用を大きくわけると葬儀社分と司式者分(お寺や神社など)になります。司式者分とは、お布施などで宗派や寺院ごとに違います。菩提寺様が有る方は都度直接聞くことをお勧めします。菩提寺が無い方は葬儀社から紹介してもらいますが、葬儀社ごと金額が違うのでお布施金額を明確に示している会社が安心です。(かぐやの里では各宗派の定額金額で明確にしております)

葬儀社分について最も大切なのは、想定している人数で総額費用がいくらなのかということです。積立や会員だから安くなるのは間違いであり、割引金額が大きくても実際に支払う金額(積立金+葬儀時請求額)を正しく理解しなければ、結果的に費用を抑えることになりません。割引額が大きいからと加入している積立や会員の制度も、内容をよく理解していないのであれば再確認をお勧めします。(制度の確認相談0545-52-7600)最近では会員や積立を解約手数料は少額でほぼ戻ってくるケースが多いので、条件に合わない場合は他社比較(セカンドオピニオン)から切り替えも大切です。

一般葬であれ家族葬であれ、ベースとなっている金額が各社違います。各社のプランやパックは、含まれている品が違うので確認しておかないと後から追加される可能性があります。「食事が含まれているか否か?」「お返し物の数量は?」「プランやパックで不要な物は差引できるか?」そのあたりは葬儀社の臨機応変さになります。葬儀における必要品など詳細は、かぐやの里のホームページに記載がありますので参考にしてください。(パソコンかスマホで「かぐやの里」と検索)慌てない為に少しでも余裕があるうちに確認しておくと安心です。葬儀社を決める決めないの前に、各社から事前見積りだけでも取り寄せておくと参考になります。

小希望葬ではお香典の入りは少なくなりますが、人数を呼ぶことでそれなりのサイズの式場を使用すればそのサイズの祭壇や品物と費用もかさみます。家族葬も一般葬も一長一短であることは確かであり、自分たちに合った規模感を確認しておくことが大切です。更に、事前に費用面も照らし合わせことで、より納得感ある葬儀が行われております。