終活の豆知識⑲(葬儀社を変更するには)
葬儀社にお葬式を依頼した後に、トラブルやクレームが発生することがあります。「こちらが考えていた内容と大きく違った」「事前に説明が無かった」「葬儀費用が高すぎる」など、お葬式はわからないことも多い為に、話を聞いてみたら不安になることがあります。そんな時に、お葬式の前であれば、葬儀社を変えることがきることはご存知ですか?やり直しができないお葬式だからこそ、自分が納得した葬儀社に依頼ができる葬儀社切り替えについて、かぐやの里メモリーホール富士の中村雄一郎さんに聞いた。
葬儀社切り替えとはどのような内容ですか?
亡くなって搬送を対応してもらった後でも、対応や費用に納得できなければ、別の葬儀社に切り替えることをお勧めします。一度搬送を依頼したら、もうその葬儀社に依頼するしかないと思っている方も多いと思いますが、搬送が済み、ご自宅また会館にご安置された後でも、通夜式や告別式を行う前であれば、ほとんど場合で違う葬儀社に切り替えることが可能です。
どのような場合に利用されますか?
どなたかが亡くなると病院や施設に直ぐにお迎えが必要となります。病院や施設からは「葬儀社を決めてお迎えに来てもらってください」と促されます。予め葬儀社を決めていれば問題ないですが、まだ葬儀社を決めていない場合は、その場で決めなくてはなりません。その場合、葬儀社の中身を熟慮する時間がありません。とりあえず調べた葬儀社に依頼し搬送後、内容や費用の話を聞いてみたらあまりにも考えとかけ離れていた場合など、セカンドオピニオンとして別の葬儀社に相談を行い、納得した方に葬儀を依頼しなおすことは、一度しかない葬儀を失敗しないためにはとても重要なことです。
葬儀社切り替えはどの時点で可能ですか?
通夜式や告別式を行う前ならほとんど場合で可能です。火葬場の火葬予約も引継ぎができる為、切り替え先の葬儀社に内容を伝えれば対応してくれます。
切り替えた際の費用はどうなりますか?
ほとんど場合は、搬送代実費・シーツやドライアイスなどの消耗品実費・枕飾りなどレンタル道具実費、使用した項目のみの費用支払いで終わりになります。昔は、キャンセル防止として高額なキャンセル料を請求する会社もありましたが、契約前であれば原則的に解約は可能です。
切り替えの多いパターンはどのような時ですか?
お迎えを依頼して安置後に、お葬式の内容や費用の打合せになります。その際に不安や不信を感じ、切り替えでお問合せ頂くことがあります。「費用が高かった」「積立をしていたのに追加費用がかなり増えた」「予定していた式場が埋まっていた」など様々です。かぐやの里メモリーホール富士では、その様なお問合せを受けた際には、不審に感じた内容や、提示された見積書を見ながら、別の提案をさせて頂きます。その上で、比較して頂いてから切り替えを行います。やはり、不信感や不安感を抱えたままお葬式を迎えたくないと感じる方も多く、電話でご一報頂くことが多いです。
切り替え先としてかぐやの里を選んだ場合はどこまで対応してもらえますか?
一旦搬送を依頼してしまうと多少対応や費用に不安を感じても、ご家族にとってはなかなか断りづらい側面もあるかと思います。かぐやの里では、搬送を依頼した葬儀社の会館からのご遺体引き取りや、式場や火葬場の予約引継ぎ、搬送料金の請求仲介などご家族に代わって全て対応しております。また弊社は、棺や仏具など先の葬儀社で済みであればに差引きができるので、重複することはありません。ご要望があれば、先の葬儀社に失礼にならないような断りの方法もアドバイス致します。
亡くなった直後にすぐ葬儀社を選ばなくていけない場合のアドバイス
まずはどこかの葬儀社に搬送だけ依頼してください。そして安置後に数社から話を聞いてください。確認するべきポイントは、「全体費用」「想定人数に合ったホール有無」「提案力」「信頼できるスタッフ」と主に5点です。かぐやの里メモリーホール富士は、搬送のみまた安置のみでも対応が可能です。更には、富士市斎場の火葬予約だけでも対応します。お葬式は突然のことなので、わからない場合は直ぐに決めずに、まずは相談し比較してから決めることです。些細なことでも電話相談や対面相談を受けております。