終活の豆知識㉚(お葬式とインターネットのつながり)
お葬式とインターネットの繋がり
日本で最もお葬式の受注数が多い会社をご存知ですか?それは、インターネットで全国のお葬式を受注する仲介会社です。今やお葬式はインターネットで検索されて選ばれる時代となったのです。今後さらに加速するその流れと、富士市での予測を、かぐやの里メモリーホール富士の中村雄一郎さんに聞いた。
インターネットの普及した理由
前提として、お葬式を仕切る役である喪主や施主が「お葬式のことがよくわからない」ということがあります。お葬式には参列した経験はあっても、仕切る経験は人生でそう多くは経験しません。以前は、一般葬が主流であった為に、親戚を交えてあれこれと準備が出来ましたが、家族葬が主流となり、喪主や施主が準備をしなくてはならないケースが増えています。
そこで、亡くなった時の流れ・費用・準備しなくてはいけないことなど、お葬式で何をどの様に準備すればよいのか、まずは調べてみようとインターネットで調べるようになりました。
費用を気にする方が増えた
ひと昔前は、お葬式1回で数百万円を子供が用意しておくこと、など言われている時代もありました。今はでは家庭環境も経済状況も変わって、ある程度の費用は事前に知っておきたいと考える方が増えてきました。そこで手始めに費用をインターネットで調べてみようと比較する方は多いです。また、一般葬・家族葬・一日葬・直葬とお葬式のパターンも増えてきたことで、それぞれの費用を把握したいとの考えもあります。いずれにしても、費用は葬儀屋によって違います。同じ家族葬でも大きく開きがあります。費用は気にせず葬儀屋を決めている方もおりますが、費用を知って決めてたい方も増えてきました。電話して費用を聞くのも気が引けるという方にとって、インターネットでの情報収集は非常に有効です。
葬儀ホールの特長が知れる
葬儀屋も増えて、葬儀ホールも増えてきました。先ほども述べたように、葬儀屋によって同じ規模のお葬式でも費用が違いますし、ホールの作りも違います。その違いを把握して比較検討するにはインターネットで見比べるのが有効です。ひと昔前は、場所の違いだけで費用は似たり寄ったりで、近所の葬儀屋に依頼するということが多かったですが、今では大きく違います。特長を調べて、一番納得する場所でお葬式を行いたいという方が増えました。弊社のかぐやの里メモリーホール富士も、富士市の中心部に位置していることから、東は浮島から西は北松野まで様々な地区の方々がご利用頂いております。ホール選びも立地から中身へと変わってきたので、それを手ごろに知る手段がインターネットとなりました。
葬儀屋の担当者の顔が見れる
それが重要?と感じた方もいらっしゃるかと思いますが、お葬式を終えた方のアンケートにおいて最も重要視される点は担当者の対応です。それは全国共通といっても過言ではありません。お葬式を取り仕切る担当者次第で良くも悪くも変わってきます。今の時代のサービス業は商品だけでは無く、そこに携わる人も重要です。そこで、葬儀屋スタッフの顔だけでなく特長や想いをオープンにして、より身近に感じて貰うことは必要と考えます。現に、全国の大手葬儀社はスタッフ情報をオープンにするケースが多いです。電話の際、相談の際、顔が見えることは安心に繋がると思っています。弊社も、自信を持ってお客様対応ができるからこそ、スタッフの顔や情報をオープンにしております。
インターネットでの情報発信の必要性
この終活の豆知識を連載する意味として、お葬式また終活にまつわることの不安を少しでも解消したいとの想いがあります。いざという時に、少しでも不安や不明点を無くしたい。それによってお葬式の本来の目的である、故人様に対して気持ちを向けて貰うことができると考えるからです。この連載のように、これまでなかなかオープンにならなかった情報を発信することで、参考になったとお声かけ頂ける機会が増えました。弊社のホームページも、なるべく多くの情報を丁寧にわかりやすく記載して、知りたいことが知れるよう心掛けています。情報を発信することが誰かの役に立つと信じて、今後も新聞やインターネットを通じて発信を続けていきたいと考えています。