香典袋の表書き、宗教でどう違う？迷ったときの基本マナー

葬儀の豆知識 2025.12.28

ご不幸の知らせを受け、香典を用意する際に
「表書きは何て書けばいいの？」
「宗教が分からない場合はどうするの？」
と悩まれる方は少なくありません。

特に家族葬では、形式が簡略化されることも多く、余計に迷いやすいポイントです。
ここでは、宗教ごとの香典袋の表書きの違いと、迷ったときの対処法を分かりやすくご紹介します。

仏式の場合

仏式の葬儀で最も一般的なのは、以下の表書きです。

ただし、四十九日を過ぎた法要では

※浄土真宗では、通夜・葬儀でも「御仏前」を用いることが多いとされていますが、地域や考え方によって異なる場合もあります。

神道の葬儀では、仏教用語は使いません。

主な表書きは以下です。

「御霊前」は神式でも使われることがありますが、より丁寧にするなら「御玉串料」が無難です。

キリスト教では「香典」という考え方がないため、表書きも異なります。

※カトリック・プロテスタントで多少の違いはありますが、「御花料」は比較的広く使われています。

宗教が分からない場合は、**「御霊前」**を選ぶのが一般的です。

「御霊前」は多くの宗教で使われる表書きのため、迷ったときの無難な選択とされています。
どうしても不安な場合は、葬儀社やご遺族に事前に確認しても失礼にはあたりません。

家族葬では、香典を辞退されているケースもあります。
その場合は、無理に持参せず、後日お悔やみの言葉を伝えるだけでも十分です。

判断に迷ったときは、案内状の記載を確認するか、葬儀社に相談すると安心です。

香典袋の表書きは、宗教によって違いがありますが、
大切なのは形式よりも、故人を想う気持ちです。

迷ったときは一人で悩まず、葬儀社に相談することで、落ち着いて対応できます。

かぐやの里メモリーホールでは、
家族葬を中心に、香典やマナーについてのご相談も24時間受け付けています。
不安なことがあれば、いつでもご相談ください。