急なお知らせでも大丈夫。喪服の色の選び方と注意点

葬儀は厳粛な場であり、喪服の選び方には迷われる方が多くいらっしゃいます。特に「黒であればよいのか」「濃紺は失礼にあたるのか」など、喪服の“色”に関する疑問はよく寄せられる相談のひとつです。
今回は、喪服の色に関する基本的な考え方や、失礼にあたらない範囲について分かりやすくご紹介いたします。


喪服の基本色は「濃い黒」

一般的に、葬儀で着用する喪服は 深みのある黒色(漆黒) が最も望ましいとされています。
これは、故人さまへの敬意と慎ましやかな気持ちを表すためです。

◎ 正式喪服(フォーマルブラック)

  • 光沢が少なく、深く沈んだ黒色
  • 男性はブラックスーツ、女性はワンピースやアンサンブルが一般的
  • アクセサリーも控えめにする

もっとも格式が高い喪服として、通夜・葬儀どちらでも安心して着用できます。


突然の訃報で準備がない場合は「濃紺」「ダークグレー」でも可

急な訃報では、喪服を用意できないこともあるでしょう。そのような場合は、黒に近い濃紺やダークグレーの服装でもマナー違反にはあたりません。

◎ 許容される理由

  • 故人さまを偲ぶ気持ちが最も大切
  • 準備が間に合わない状況が珍しくない
  • 無理に派手な服やカジュアルな服よりも、落ち着いた濃色を選ぶことが誠意とされる

ただし、光沢の強い生地や柄物は避け、清潔感のある装いを心がけましょう。


避けるべき色と装い

喪服を着られない場合でも、以下のような色や服装は避けることが望まれます。

  • 明るい色(ベージュ・ブラウン・ライトグレーなど)
  • カラフルなアクセサリー
  • 派手な柄もの
  • デニム・スウェットなどのカジュアル素材

葬儀は落ち着いた場であるため、華美な印象を避け、シンプルで控えめな装いが基本です。


お通夜と葬儀で色の扱いは同じ?

かつては「通夜は略喪服でも可」とされていましたが、近年は通夜に正式喪服で参列される方も多くなっています。
ただし通夜は急ぎの参列が多いため、清潔感のある濃色の服装であれば問題ありません。


喪服は「故人さまへの想いを形にするもの」

喪服の色には形式がありますが、何より大切なのは故人さまを偲ぶ気持ちです。
濃い黒が望ましい一方で、状況に応じた服装でも失礼にはあたりません。落ち着いた色味と丁寧な身だしなみを心がければ、十分に礼を尽くすことができます。


かぐやの里メモリーホール富士からのご案内

かぐやの里メモリーホール富士では、葬儀の服装や持ち物について不安を抱かれる方にも、安心して参列いただけるよう丁寧にご説明いたします。
「この服装で大丈夫?」「準備が間に合わない」など、どのようなご相談も遠慮なくお申し付けください。

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