終活の豆知識⑯(年々増加する事前相談について)
年々増加するお葬式の事前相談。昔は亡くなってから葬儀屋さんに連絡という流れから、事前に調べて自分に合った葬儀屋さんを決めておくという流れに変わっている現状について、かぐやの里メモリーホール富士の中村雄一郎さんに聞いた。
昔は亡くなってから葬儀屋さんに連絡することが多く、電話帳に目が付く様にあ行の葬儀屋さんが多く実在しました。その当時は、親のお葬式は子供がお金を負担して近所の方を呼んで盛大に執り行うという事が一般的で、その他の選択肢はほとんどありませんでした。費用もざっくり数百万円と、松竹梅の葬儀ランクということが多くありました。現在では、子供に迷惑をかけたくない・お金はなるべく家族に残しておきたい・義理での参列は控えたいなど、お葬式の考え方が変わってきて、更に家族葬や1日葬など選択肢も増えてきました。一方で「ではどの様にお葬式を行えば良いのだろうか?」とわからないことも増えてきました。なかなか周りの人にも聞けないし、既存の葬儀屋さんでは昔ながらのお葬式を勧められるし、インターネットでは一般的なことは調べられるが富士市の現状がわからない、など不明不安要素が増えています。昔の様に亡くなってから全てを決めることに不安を感じる方が増えているので、事前に相談をする方が増えております。
※事前相談割合表(表①)
この事前相談割合表から見ると多くの方が、事前に何かしらの相談や問い合わせをしている方が多くおります。データはあえて少し前の実績となっており、既に数年前からその流れが起こっています。葬儀のことを何もわからない方はもちろんのこと、既に積立や掛け金をしている方や、数年前にお葬式経験のある方も、事前相談をされるケースも多くあります。「積立していたのに実際には追加金がとても高かった」「お葬式直前の打合せでオプションをたくさん言われて困った」「積立で割引が有るのは知っているが実際に総額がいくらになるかわからない」など、実際に知っているようで知らないのがお葬式です。前回号で特集した「一般葬と家族葬でのお香典による自己負担金大小の比較」の件など、知識が無く一般葬を行うと結果的に自己負担金が多くなることもあります。
※事前相談有無の葬儀費用(表②)
この表の様に、自分の希望に合ったお葬式の形態を決めて準備しておくことで、無駄なものに費用をかけず、結果的に費用を抑えて納得感も増します。お葬式後のお客様の声として、「必要かわからない品物が多く、費用がかさむことが不満と感じる」と聞きます。逆に「必要と感じる品物であればちゃんと選んで決めることで納得できる。」「丁寧に説明を受けることで、費用の透明性を感じ納得感が出る」と聞きます。かぐやの里メモリーホール富士では、これまでのお葬式費用への不透明さや、不明点を無くすために、エンディングプランナーによるカスタイマイズを全葬儀で行っています。選びやすいようにプランも豊富に揃えて、誰でも分かるようにインターネットでの費用開示・事前資料送付・対面相談などを行っております。家族葬が年々増える中で、近所や親戚に頼らずに家族が自分たちで選択して決断しなければならないことが増えてきます。そもそも何から行ったらいいかわからない方のみならず、従来のお葬式を知っているので不安感を感じる方も含めて、多くの方が費用のみならず内容も含めてお葬式を失敗したくないと考えます。その為にも、少し勇気を出して事前に葬儀屋さんにお問い合わせをしてください。大切な家族のお別れだからこそ、家族ができることは家族の手で。
事前問い合わせのワンポイントアドバイス
既に葬儀屋さんを決めている方へ
積立や会員登録がお済みでも、その中身をしっかり理解していますか?〇〇万円値引きと謳っていても、結果的に後から数百万円の追加費用がかかることは良くあります。割引が有るから安心では無く、自分の希望のお葬式スタイル(家族葬や1日葬など)を伝えて積立割引や会員割引を使って総額いくらになるのか確認が必要です。その上で、セカンドオピニオンとして同条件で他社に見積りだけお願いすると更にわかりやすくなります。
まだ葬儀屋さんを決めていない方へ
先ずは2~3社に電話かメールで良いのでお問い合わせしてください。その上で送付資料や電話対応の良かった葬儀屋さんの式場見学や対面相談をご利用ください。ここでは費用の高い安いはもちろんですが、それ以上にスタッフの対応力で判断することで、ご自身の希望により近づきます。
まず何もわからない方は、かぐやの里メモリーホール富士にお問い合わせください。先の表のようなデータも豊富にあり、家族の漠然とした考えに対して経験豊富なスタッフが丁寧に対応致します。積立金も不要で、納得して頂いた上で早割制度をご利用ください。