今は一般墓だけではない!納骨の方法

 

納骨の方法

火葬後に骨上げを済ませ、骨壺に入れて自宅に持ち帰ったら四十九日法要までは自宅で保管するのが一般的です。

その後に付き合いのあるお寺や契約しているお墓に納骨されるのが通常ではありますが、各家庭により最適な納骨方法は異なります。

ここでは、一般墓以外の納骨の方法について代表的なものを紹介します。

 

 

納骨とは

遺骨の供養方法はいくつかあります。日本では多くの家庭がお墓や納骨堂に遺骨を納めるため、遺骨は納骨するのが一般的です。

この場合、納骨式を執り行い管理者に管理から供養までを任せることになります。

また大切な人が亡くなってから日が浅い四十九日法要の時に、無理に納骨式を執り行う必要はありません。

気持ちに整理がついたタイミングで納骨するのがベストです。

この儀式が終われば、日ごろは仏壇で手を合わせることで供養し、定期的にお墓や納骨堂に出向いて供養するスタイルに変換することが可能です。

また人によっては、納骨せずに骨壺を手元で保管する場合もあります。

遺族の考えも尊重しつつ、納骨をどうするか決めることが大切です。

 

納骨堂

納骨堂とは、個人、夫婦といったさまざまな単位でご遺骨を収蔵することができる「納骨スペース」です

室内に設けられていることが多く、ご遺骨を土に還さず「骨壺でそのまま収蔵する」点と、「ひとつの建物の中にたくさんの納骨スペースを備えている」点が、従来のお墓との大きな違いです。

室内にある納骨堂だと、天候に関係なくお参りができるのも魅力の1つです。

契約年数を選択でき、その期間を終えると敷地内にある永代供養墓にお骨はうつされます。

 

 

 

 

富士宮市にある「彌勒の丘」納骨堂の写真

〒418-0023  静岡県富士宮市山本371-1 Tel.0544-66-8800

 

 

樹木葬

樹木葬(じゅもくそう)は、木をお墓に見立てて遺骨を埋葬する方法をいいます。

埋葬する場所はシンボルツリーや山林などさまざまです。また遺骨を骨壺に入れる方法と遺骨をそのまま埋葬する方法の2つから選択できます。

近年は、お墓や納骨堂で従来通りの供養を希望しない人も増えてきました。

自然と一緒に眠りたいと考える人やペットと一緒に眠りたいと考える人も一定数いることから、樹木葬を選ぶ人も以前よりは増えています。

 

 

海洋散骨

海洋散骨は、遺骨をパウダー状にして散骨する方法です。

自然に還りたい気持ちが強い人は、こちらの方法で供養を希望する場合が多くあります。遺族が遺骨を砕くのは心情として苦しい部分でしょう。

その場合、散骨業者に全て依頼することをおすすめします。

遺骨をパウダー状にするのは気が引けるなどの理由から、砕かずに散骨したくなる遺族もいるかもしれません。

しかし世界的なルールとして、散骨する場合は2ミリメートル以下に砕いてからしかできないことになっています。

供養方法としてはシンプルで良いのですが、仮に将来的に遺族が希望しても、遺骨を取り出せない点は十分理解しておかなければいけません。

 

 

分骨とは

分骨とは、故人の遺骨をさまざまな理由で分けることをいいます。

分骨するタイミングに決まりはないため、遺族が必要と思ったときであればいつでも可能です。骨上げの際に分けて骨壺に入れてもよいですし、お墓や納骨堂から遺骨を取り出して分けても特に問題はありません。

分骨する理由には、以下のようなものがあります。

・それぞれの遺族が離れて暮らしているから
・宗教上の習わしがあるから(本山に納めるために分骨するなど)
・手元供養したいから

分骨に対して違和感がある人は、法に反するのではないかと心配するかもしれません。

実際には分骨したからといって、法律違反とはなりませんのでご安心ください。

ちなみに、海洋散骨を選択される方は一部のお骨を手元供養として残しておくご家族が多いです。

 

 

まだまだ富士市ではお墓に一般墓を持つご家族が多いですが、親族が市内にいない・金銭的な理由などで一般墓から紹介した納骨方法に切り替える方も少なくありません。

ご家族によって最適な納骨方法が違います。

納骨前にきちんと話し合ってみましょう。

 

 

 

 

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